今回もまたニッチな話題です(;^_^A
少し前にMicrosoft EdgeがEdgeHTMLからChromiumをベースとしたブラウザへと大胆な変更を行いましたね。
この影響で新Edgeとも呼ばれる、Chromium版Edgeへの移行が社内システム担当では話題になってたりしています。
このEdgeは今後WindowsUpdateでの配信を予定しているため、待っていればそのうちアップデートされると思うのですが(WSUSで止めるとかしなければ...)、ここ最近ZoomなどのオンラインWeb会議で「InternetExplorerだと動かない!GoogleChromeかEdgeじゃないとダメ!」なんてことがあります。
しかもEdgeはChromium版Edgeじゃないとダメときたもんです。
うーん、WindowsUpdateなんて待ってられない。でもユーザーにインストールさせるのもなぁ…せめてSKYSEAみたいな資産管理ソフトで一斉配信できたらなぁ、なんて思いますよね。
はい、というわけでWindowsUpdateを待ってられるか!という方向けに、Chromium版Edgeをサイレントインストールする場合の注意点をご紹介します。
通常版と法人版(エンタープライズ版)の違い
きっと、資産管理ソフトでのソフトウェア配信、またはバッチで[~~.msi /qn]といったコマンドでのバックグラウンドで処理(サイレントインストール)したいとお考えですよね。
この場合、インストーラーを単純に指定してあげればいいだけじゃないの?と思いますが、注意点があります。
それは通常版と法人版の2種類のインストーラーが存在するということです。
通常版
通常版の場合、インストーラーの容量は1.8MB程です。
そしてファイル名はMicrosoftEdgeSetup.exeです。
MS公式サイトURL:https://www.microsoft.com/ja-jp/edge
単純に公式サイトから任意のインストーラーをダウンロードし、実行すればインストールが進みます。
実行ファイル(MicrosoftEdgeSetup.exe)を実行すると、必要なファイルを自動的にサーバーからダウンロードしてからインストールするといった挙動をします。
法人版(エンタープライズ版)
法人版の場合、インストーラーの容量は80MB程です。通常版とはかなりの差異があります。
そしてファイル名はMicrosoftEdgeEnterpriseX64.msiです。(Win10の64bitの場合)
MS公式サイトURL:https://www.microsoft.com/ja-jp/edge/business/download
ダウンロード時は以下のように[チャンネル/バージョンを選択][ビルドを選択][プラットフォームを選択]から、一番適したものを選択してからダウンロードボタンを押せばOKです。
インストーラー(MicrosoftEdgeEnterpriseX64.msi)を実行すると、即座にインストールが始まるといった挙動をします。
通常版と法人版どっち使えばいいの?
答えは法人版です。
社内展開したいといった場合、完全版としてのデータが内包されている法人版を使う必要があります。
ちなみに通常版を配信ファイルとして含めた場合、エラーになってしまいます。
おそらく自動ダウンロードしにかかるタイミングでエラーになってしまうんじゃないかなぁと推測しています。
ですから、法人版をダウンロードして展開すればOKですよ!
注意ポイント
以上、Chromium版Edgeをサイレントインストールする方法のご紹介でした!
社内システム担当のみなさん、お仕事がんばってくださいね^^v