USBメモリを開こうとすると、「このフォルダーにアクセスする許可がありません」と表示されてUSBメモリの中身を見ることができない!どのUSBメモリを挿しても同様に開けない!
あなたのパソコンのメーカーを言い当てます!
ズバリ!HP(ヒューレット・パッカード) のパソコンですね!
あ、あれ?違う?
違ければアクセス権に関して色々書かれている他のサイトを探してみて下さい(;_;)
通常USBメモリをPCに接続すると、ユーザーに変なアクセス権の設定を施していない限り、
普通にUSBメモリを開くことができます。
また、USBメモリ自体が暗号化されていると、同様に開くことはできません。
しかし、今回はごく普通のUSBメモリ、そしてごく普通に使用しているPCで、
USBメモリが開けないというのです。
これは私にも心当たりがありますよ!
早速解説していきますヽ(´▽`)/
USBメモリが開けない原因と解決方法
PCは特定のドライブに対してユーザーにアクセス権を設定することができるので、
その設定次第でUSBメモリが開けなくなるということはありえます。
家族でPCを共有して使用していて、かつユーザーを分けている場合は
この可能性が考えられますね。
この場合は管理者権限をもっているユーザーにお願いして、
アクセス権を付与してもらいましょう。
しかし、PCに他のユーザーアカウントを作成しておらず、
PCを使用しているのはAdministrator(管理者)である自分だけ。
それなのに開けないのはなぜでしょうか?
原因
よく聞く話としては、使用しているPC がHP(ヒューレット・パッカード)であることです。
HPのパソコンには、「HP Client Security」というソフトウェアがインストールされていることがあります。
これが起動していると、ドライブに関する管理権限が同ソフトウェアに奪われてしまいます。
試しに同ソフトウェア上で操作をしてみると・・・USBメモリが開けるようになりました!
解決方法
解決方法としては、HP Client Securityに関するソフトウェアをアンインストールするか、
同ソフトウェアを操作するかの二択になります。
・HP Client Securityの操作方法について
操作方法に関してはHPの公式ホームページ上に公開されていました。
公式HP: http://h20564.www2.hp.com/hpsc/doc/public/display?docId=emr_na-c04203797
と思ったら現在はリンクが変わってしまい参照することができないようです…
1. HP Client Security を起動する
すべてのプログラムから開くか、画面右下のタスクバーから起動します。
右下に見当たらない場合は、△のマークをクリックすると出現することがあります。
2. [デバイス] の下にある、 [デバイス権限] をクリックする
3. 画面中央やや右上らへんにある [変更] をクリックする
4. [リムーバブルストレージ]の すぐ右にある [アクセス] のプルダウンボタンを押すと選択メニューが表示されるので、[許可 : フル アクセス]を選択する
5. 画面右上の×ボタンでソフトウェアを閉じ、PCを再起動する
6. USBメモリをPCに接続し、USBメモリが開けることを確認する
アンインストール方法について
アンインストールする場合は次のソフトウェアを削除すればOKです。
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HP Device Access Manager
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HP Drive Encryption
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HP File Sanitizer
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HP Theft Recovery
1. コントロールパネルを表示する
Windows 7の場合、スタートボタンからコントロールパネルを開きます。
Windows 8(8.1)の場合、マウスポインタを画面の右下or右上に寄せてチャームを表示し、
[設定]をクリックし、コントロールパネルを選択します。
Windows 10の場合、画面左下のWindowsロゴマークを右クリックし、メニューからコントロールパネルを選択します。
2. プログラムのアンインストールをクリックする
3. 対象のプログラムをアンインストールする
上記プログラムを探し、ダブルクリック、または右クリックからアンインストールします。
個人的メモ
逆に言えば、「HP Client Security」というソフトウェアを使用することで、
デバイスの管理を容易に行うことができるという解釈もできなくもありませんが、
ネットで調べた手法を試せば直るようなことをしても、同ソフトウェアで操作しなければ
直らないといったことが発生してしまいます。
ですから、個人的にはこのソフトウェアは害悪でしかないと考えています^^;
ドライブに関するセキュリティ性が向上されるといえばそうかもしれませんが・・・