USBメモリって、本当に手軽で便利ですよね。私も手放すことができません。
その利便性からUSBメモリ等の外部記憶装置にデータを記憶させ、バッグに入れて外に持ち歩くというシーンは少なくありません。
もしそのUSBメモリに大事なデータが入っていたら?
もし会社の大切な顧客データが入っていたら?
社外にPCや外部記憶装置の持ち出しを禁止している会社もたくさんありますし、
USBメモリを紛失してしまったら大変なことになってしまいます。
最悪の事態への対策として情報の流出を防ぐために、
USBメモリにパスワードをかけたいと思う人は少なからずいるはず。
そんな用心深い人向けに、USBメモリのパスワードのかけ方をご紹介します!
※ Windowsが前提の記事です
パスワードをかけるには?
パスワードをかけるための手段はいくつかありますが、
次の3点に絞られるでしょう。
・USBメモリが持つユーティリティを使用する
・BitLockerを使用する
・ソフトウェアを使用する
これらを使用することでUSBメモリにパスワードをかけることができます。
では、それぞれについて解説していきますよ!
USBメモリが持つユーティリティを使用する
多分これが一番楽です。
何も考えずに済むと思います。
USBメモリにはパスワードロック機能付の製品が存在します。
メーカーによって使い方が異なるので説明書を読む必要がありますが、
そんなに難しい設定ではありませんよ(^^)
↓このあたりのUSBメモリが手ごろでオススメです!
↓ちょっと高いけど機能面はバッチリ!
BitLockerを使用する
BitLockerは、TPMと呼ばれるセキュリティ関連の処理機能を具備するチップを
搭載したマシンで使用することができます。(TPM 1.2 か TPM 2.0)
※2016年7月28日以降出荷のWindows 10マシンについてはTPM2.0の搭載が必須になりました
Windows Vistaではシステムドライブや固定データドライブを暗号化する機能でしたが、
Windows 7以降のOSではUSBメモリといったリムーバブルデータドライブを
暗号化することができるようになりました。
ただし、これはWindows 7以降なら必ず使えるというわけではありません。
BitLockerを使用するためには、次のOSのエディションであることが条件です。
なお、暗号化されたUSBメモリは下位エディションでも復号化することが可能ですよ。
OS | Edition |
Windows 7 | Ultimate, Enterprise |
Windows 8, 8.1 | Pro, Enterprise |
Windows 10 | Pro, Enterprise, Education |
Windows Server | いずれのエディションで使用可 |
使い方は簡単!
エクスプローラーを開き、コンピューターに表示されているUSBメモリ名を右クリックし、
[BitLocker を有効にする]を選び、画面に従って進めていくだけでOKです。
ソフトウェアを使用する
フリーウェア等を使用して、USBメモリにパスワードをかけるという手段です。
私が実際に使ってみた感じとしては、次のソフトウェアがオススメです!
USBメモリのセキュリティ
[USBメモリのセキュリティ]という、どストレートな名称のソフトウェアです(^_^.)
非常にシンプルなので、PCが苦手な人でも簡単に使えると思います。
無料版と製品版があり、容量が4GB以下であれば無料版で対応することができますが、
4GBを超えるUSBメモリの場合は製品版を購入する必要があります。
ちなみに、製品版は15日間の無料体験機能付きです。
・公式HP
情報化社会な現代。クラウド化が進み、インターネット接続環境があればネット上からデータを読み込めるという技術が普及されているわけですが、それでもやはりUSBメモリを使ってデータの移動をする機会は多いものです。
USBメモリの紛失に関する悲報をものすごくよく耳にします。
会社をクビになったとか、会社にえらい損害賠償を与えてしまったとか、本当に悲しくなる話ばかりなので、電子データの取り扱いには細心の注意を払いましょうね。