WindowsUpdate後にPCが再起動を繰り返してしまうという問い合わせが相次ぎました。
状況を確認すると、次のような「Windows エラー回復処理」という黒い画面の後、Windowsが起動したと思ったら再度この画面に戻ってきてしまいます。この際、「Windwos を通常起動する」選ぶとループしてしまうとのことです。
この状態であれば、「Windowsを通常起動する」ではなく、「セーフモード」で起動することができる可能性が高いです。
セーフモードで起動すると更新プログラムが適用される前の状態にロールバックしてくれる可能性があります。
今回のトラブルではセーフモードで起動すると、更新プログラムのロールバック後に自動的に再起動がかかり、通常起動することができました。
しかし、このまま再起動やシャットダウンをすると根本的な解決を行なっていないため、再度同じ事象に見舞われてしまいます。
では、根本的な解決をするため、復旧方法を探ってみます。
原因について
さて、何が問題だったのか探ってみましょう。
[コントロールパネル>システムとセキュリティ>WindowsUpdate] の画面から、更新プログラムのインストール成否履歴が確認できます。
ここを確認してみると、以下の更新プログラムが失敗していました。また、他の問い合わせも皆この更新プログラムが失敗しています。
■失敗していた更新プログラム
・KB4462915
・KB4467106
はっきり言ってこれだけではサッパリわかりません。
ネット上で情報を探ってみると…ありました!どうやらHASPと呼ばれるプログラムが悪さをしている模様です。
確かに問題が発生しているパソコンは全てHASPドライバーがインストールされており、合点がいきます。
対処方法について
HASPのプログラムを最新のドライバーに更新したところ、正常にWindowsUpdateを当てることができました。
アンインストーラーでHASPドライバーをアンインストールし、その後最新版のHASPドライバーをインストールするだけでOKです。
今回社内で使用されていたHASPはコチラのサイトから更新することができました。
しかし、これは社内で使用していたシステムがこの会社の製品だった為、HPを確認したら配布されていただけの話です。こればかりはHASPを使用しているプログラムの製品ベンダーに問い合わせるのが確実でしょう。
久々に時間のかかる案件でした^^;